WINE REVIEW
プレシー・デュヴァル ミュスカデは買い?マルエツ1,300円の旨味白
マルエツで1,300円で買えるフランス・ロワールの白ワイン、プレシー・デュヴァル ミュスカデ セーヴル・エ・メーヌ シュール・リーを正直レビュー。シュール・リー製法ならではの旨味とキレのある酸の感想と、スーパーの鯵の南蛮漬けにディル+オリーブ+オリーブオイルを足して作る地中海風前菜のペアリングを紹介します。
「爽やかな白が好きだけど、酸っぱいだけのワインは物足りない」——そんな人に試してほしいのが、マルエツで1,300円のプレシー・デュヴァル ミュスカデです。フランス・ロワールの定番白。結論から言うと、キレと旨味を両方持ったコスパの良い一本で、“買い”でした。
プレシー・デュヴァル ミュスカデの基本情報(価格・どこで買える)
- ワイン名:プレシー・デュヴァル ミュスカデ セーヴル・エ・メーヌ シュール・リー
- 産地:フランス/ロワール地方(セーヴル・エ・メーヌ)
- 品種:ムロン・ド・ブルゴーニュ
- タイプ:白・辛口
- 製法:シュール・リー
- ヴィンテージ:2024
- 価格:1,300円(店舗・時期により変動)
- 買えるお店:マルエツ
ラベルにある「セーヴル・エ・メーヌ」は、ミュスカデの産地の中でも中心となるエリアの名前。ミュスカデ全体の生産量の大半を占める、いわば本場中の本場です。ラベルにこの地名が入っているものは、その地区の基準を満たした証拠なので、選ぶときの目印になります。
そしてもうひとつのポイントが「シュール・リー」という製法。発酵が終わったあとのオリ(役目を終えた酵母)を取り除かず、ワインと一緒に寝かせるやり方です。オリからじんわり旨味が溶け出すので、軽快な白なのに味わいに厚みとコクが出ます。ミュスカデはこの製法の代表選手です。
実際に飲んだ感想(味・香り)
グラスに注ぐと、淡くクリアなレモンイエロー。
- 香り:レモン、ライムの爽やかな柑橘に、白い花のニュアンス
- 味わい:アタックはシャープでキレのある酸味。そのすぐ後ろから、オリ由来のじんわりした旨味とコクが追いかけてくる
- 余韻:ドライですっきり。でも薄くない、不思議な満足感
第一印象は「爽やか系」なのに、飲み進めると旨味がじわじわ効いてくる二段構え。よくある“酸っぱいだけの安白”とは一線を画します。この構造で1,300円は納得のコスパです。
おすすめのペアリング:鯵の南蛮漬けで“地中海風前菜”
合わせたのは、スーパーの惣菜コーナーの鯵の南蛮漬け。甘酸っぱい和惣菜ですが、ちょい足しで南仏ビストロの前菜に変わります。一手間は3分で終わります。
- 南蛮漬けを白いお皿に盛り直す
- 種抜きオリーブを散らす
- オリーブオイルをひと回し
- ディルをたっぷりのせる
なぜ合うのか? ポイントは2つあります。
- 酸×酸で調和する:南蛮漬けの酢の酸味と、ミュスカデのキレのある酸味が同じ方向で重なります。酸のある料理は酸のあるワインと合わせるのが鉄則。甘酸っぱい味つけにもワインが負けません。
- 旨味×旨味+ハーブで青魚がすっきり:鯵(青魚)の旨味と、シュール・リー製法のオリ由来の旨味が同調します。さらにディルとオリーブオイルの地中海ハーブが青魚の風味をさわやかに引き立て、生臭さを感じさせません。
甘酸っぱい南蛮漬けは実はワインに合わせにくいと思われがちですが、キレ酸のミュスカデなら好相性。1,300円のワインとスーパー惣菜で、おうちが南仏ビストロになります。
こんな人におすすめ
- 爽やかさだけじゃなく、旨味やコクのある白を探している人
- 魚介や和食に合わせるワインを探している人(お寿司にも合います)
- 「シュール・リー」がどんな味か一度体験してみたい人
- 1,000円台で“ちょっと語れる”白を探している人
まとめ
プレシー・デュヴァル ミュスカデは、マルエツで1,300円で買えるロワールの白。レモンやライムのキレのある酸に、シュール・リー製法ならではの旨味が重なる、値段以上の一本です。鯵の南蛮漬けの“地中海風前菜”と合わせて、よく冷やしてぜひ試してみてください。