WINE REVIEW
ミルトンパーク モスカートは買い?1,243円の甘口微発泡
カルディで1,243円のオーストラリア産モスカート・ヌーヴォーを正直レビュー。アルコール7%、マスカットをそのまま食べているような甘い香りと微発泡。市販の生春巻きを1分半でエスニック前菜に変えるペアリングも紹介します。ワインが苦手な人にもおすすめの甘口です。
「ワインって、渋いのも酸っぱいのも苦手なんだよね」
そういう人に、いつもすすめているのが甘口のモスカートです。今回はカルディで1,243円のミルトンパーク モスカート・ヌーヴォー。オーストラリアの名門が手がける甘口の微発泡で、結論から言うと——これはワインというより、マスカットそのものでした。
ミルトンパーク モスカート・ヌーヴォーの基本情報(価格・どこで買える)
- ワイン名:ミルトンパーク モスカート・ヌーヴォー
- 産地:オーストラリア
- 品種:モスカート(マスカット)
- タイプ:白・甘口の微発泡(ヌーヴォー)
- アルコール度数:7%
- 価格:1,243円 ※店舗・時期により変動します
- 買えるお店:カルディ
「ヌーヴォー」って何のこと?
ヌーヴォー(Nouveau)はフランス語で「新しい」という意味。ワインの世界では「新酒」を指します。ボジョレー・ヌーヴォーが有名ですね。
収穫したブドウを長く熟成させず、フレッシュなうちに瓶詰めして早く出すのがヌーヴォーの考え方です。だから、採れたてのブドウの果実味がそのまま残ります。このワインの「マスカットそのもの」という味わいは、まさにヌーヴォーだからこそです。
実際に飲んだ感想(味・香り)
- 香り:華やかなマスカットと白桃のアロマ
- 泡:心地よいプチプチとした微発泡
- 味わい:フレッシュなマスカットを食べているような甘み。ふくよか
- 余韻:微発泡のおかげで、フレッシュでクリーン
グラスに注いだ瞬間から、マスカットの香りがふわっと立ちのぼります。ワインの香りというより、果物売り場でマスカットの箱を開けたときのあの感じに近い。
飲むと、想像どおりの甘さ。でもしつこくありません。微発泡のプチプチとした刺激が甘さを引き締めて、後味はすっとクリーンに切れます。「甘口は重たくて苦手」という人がイメージするベタつきは、ここにはありません。
ワインを飲み慣れていない人ほど「おいしい」と言うタイプです。
そして見逃せないのが、**アルコール度数7%**という低さ。一般的なワインは12〜14%ほどなので、ほぼ半分です。「ワインは酔いが回るから苦手」という人でも、これなら構えずに飲めます。おもてなしで、お酒が強くない人がいるときにも重宝します。
モスカートを試すなら、まずこの価格から
このサイトではサラッコ モスカート ダスティという、イタリア・ピエモンテの名門が造る甘口微発泡も紹介しています。あちらは「世界最高峰のモスカート」と評される1本で、価格は2,365円。
まず甘口を試してみたいなら、今回の1,243円から入るのが気軽です。気に入ったら、イタリアの名作に進む——という順番もいいと思います。
甘口と辛口の違いそのものについては、甘口・辛口ってどう違う? ジュースに例えてわかる「ワインの甘さ」入門でも解説しています。
おすすめのペアリング:海老と蒸し鶏の生春巻き 〜ライム香るスイートチリソース〜
合わせたのは、市販の生春巻き。ソースをかけるだけで、エスニックバルの一皿になります。火を使わず、作業時間は1分半です。
材料(1人前)
- 生春巻き 4ピース(約80〜100g/市販のカット済みパック)
- スイートチリソース 大さじ1
- ライム果汁(またはレモン果汁)小さじ1/2
- ナンプラー 1〜2滴(隠し味)
作り方
- 小さな器にスイートチリソース、ライム果汁、ナンプラーを入れて、スプーンでサッと混ぜる
- あらかじめ冷やしておいた平皿に、カット済みの生春巻きを具材の断面が美しく見えるよう、少しずらしながら立体的に並べる
- ソースの器を添えて完成。つけながらいただく(生春巻きの上から線を描くように回しかけてもOK)
なぜ合うのか? ポイントは3つあります。
- 甘辛いソース × マスカットの甘みが一体になる:スイートチリソースが持つ「甘味・辛味・酸味」と、モスカートのジューシーな甘みと軽快な微炭酸が、驚くほど噛み合います。どちらも甘いのに、くどくなりません。
- ピリッとした辛さを、やさしい甘みが包む:辛味と甘口ワインは相性抜群です。チリソースの刺激を、ワインの天然の糖度がまろやかに包み込みます。辛いものが得意でない人でも食べやすくなります。
- ライムの酸 × 華やかなアロマ:仕上げのライムの爽やかな酸が、モスカート特有の華やかな香り(テルペン系の香気成分)を立体的に際立たせます。
「辛いものに甘口ワイン」は、意外に思われるかもしれません。でもこれは、エスニック料理とワインを合わせるときのいちばん確実な方法のひとつです。タイ料理や四川料理にも同じ発想が使えます。
こんな人におすすめ
- ワインの渋みや酸味が苦手な人
- アルコールが強いお酒が苦手な人(度数7%)
- お酒が強くない人へのおもてなしに使いたい人
- エスニック料理やスパイシーな料理に合うワインを探している人
- デザート代わりに飲める1本がほしい人
まとめ
ミルトンパーク モスカート・ヌーヴォーは、カルディで1,243円のオーストラリア産。マスカットをそのまま飲んでいるような甘い香りと、心地よい微発泡が持ち味です。
市販の生春巻きにソースをかけるだけの1分半の一皿と合わせれば、おうちがエスニックバルに。「ワインは苦手」という人に、まず飲んでもらいたい1本です🍇
キンキンに冷やして、デザート代わりにどうぞ。