WINE REVIEW
コノスル ピノ・ノワールは買い?900円で渋くない赤
マルエツで約900円のチリ産赤ワイン、コノスル ビシクレタ・レゼルバ ピノ・ノワールを正直レビュー。渋みがほとんどなく、イチゴやチェリーの香りが華やか。「渋い赤が苦手」な人にこそ試してほしい1本です。スーパーの焼き鮭が2分半でビストロの一皿になるペアリングも紹介します。
「赤ワインは渋くて苦手」——そう言う人は、本当に多いです。
でもその「渋み」、実はワインの種類を変えるだけで、ほとんど避けられます。今回はマルエツで約900円のコノスル ビシクレタ・レゼルバ ピノ・ノワール。結論から言うと——このブログで初めて、★5をつけました。
コノスル ビシクレタ・レゼルバ ピノ・ノワールの基本情報(価格・どこで買える)
- ワイン名:コノスル ビシクレタ・レゼルバ ピノ・ノワール
- 産地:チリ
- 品種:ピノ・ノワール
- タイプ:赤・軽やか
- 価格:約900円 ※店舗・時期により変動します
- 買えるお店:マルエツ。コノスルはイオン系のスーパーや酒販店でも広く扱いがあります
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「ビシクレタ」ってどういう意味?
ビシクレタ(Bicicleta)は、スペイン語で「自転車」のこと。
コノスルの畑では、スタッフが自転車で畑を見回る習慣があり、それがそのままシリーズ名とラベルの自転車マークになっています。環境に配慮したワイン造りを掲げるワイナリーらしい、由来のはっきりした名前です。
このシリーズは1,000円前後で品種の個性がしっかり出ているのが特徴で、当ブログでもこれまでにカベルネ・ソーヴィニヨン、シャルドネ、ゲヴュルツトラミネールを紹介してきました。今回のピノ・ノワールで4本目です。
実際に飲んだ感想(味・香り)
グラスに注いで、まず驚くのが色の淡さです。
向こう側が透けて見えるほど澄んだ、明るくきれいなルビー色。赤ワインというと黒に近い濃い色を想像しがちですが、ピノ・ノワールはこの透明感が持ち味です。この時点で「これは重たくない」と分かります。
グラスに鼻を近づけると、もぎたてのイチゴやチェリーをぎゅっと絞ったような、甘酸っぱく華やかな香りがふわっと広がります。
口に含んだ瞬間に広がるのは、みずみずしい果実のジューシーさ。赤ワイン特有の**「渋み」や「重さ」がほとんどなく**、なめらかな口当たりです。すっきりとした爽やかな後味で、普段あまりワインを飲まない方でもスルスルと心地よく楽しめます。
900円でこの完成度は、正直におどろきました。
「渋い赤が苦手」な人に、なぜこれが効くのか
赤ワインの渋みの正体は、ブドウの皮や種に含まれるタンニンという成分です。
ピノ・ノワールは、皮が薄く、タンニンが少ない品種。だから色も淡く、渋みも穏やかになります。「赤ワインが苦手」と思っていた人の多くは、実は濃い赤(カベルネやシラーズ)が苦手なだけで、ピノ・ノワールなら平気だった、というケースがよくあります。
品種そのものについては、別記事のピノ・ノワールとは?特徴・産地・初心者向けおすすめワインを解説でも詳しく書いています。
ちなみにこのワインは、**軽く冷やして(15℃くらい)**飲むのがおすすめです。果実の香りが引き締まって、より一層おいしくなります。
おすすめのペアリング:香ばし焼きサーモンの焦がしバター醤油&ビストロ・ベリーソース
合わせたのは、スーパーの焼き鮭。作業時間は約2分半です。
「赤ワインに、鮭?」と思われるかもしれません。でもピノ・ノワールは、**赤ワインの中では数少ない「魚に合わせられる品種」**です。
材料(1人前)
- 焼き鮭(塩鮭の切り身、またはサーモンハラス焼き)1切れ 約70〜80g ※市販の惣菜でOK
- 溶かしバター(有塩)小さじ1
- 濃口醤油 小さじ1/2
- ブルーベリージャム(またはラズベリージャム)小さじ1/2
- 粗挽き黒胡椒 少々
- カイワレダイコン(またはディル、セルフィーユ)適量
- ピンクペッパー 2〜3粒(お好みで)
作り方
- 焼き鮭をオーブントースターで、表面が香ばしく脂が滲む程度までしっかりと温める。温めた平皿の中央に、立体的に盛り付ける
- 小さな耐熱カップに溶かしバター、醤油、ブルーベリージャム、粗挽き黒胡椒を入れ、電子レンジ(600W)で約10秒加熱してサッと混ぜ合わせる
- 熱々の焼き鮭の上から、2のソースを回しかける。カイワレダイコンを添え、指先で軽くひねったピンクペッパーを散らして完成
お皿をあらかじめ温めておくと、最後までソースがとろりとしたままいただけます。
なぜ合うのか? ポイントは3つあります。
- ベリーソース × ワインの香りが同調する:ジャムの甘酸っぱさが、このワインのイチゴ・チェリーの香りとぴたりと重なります。料理とワインで同じ香りを繰り返すと、ペアリングは一気にまとまります。
- 醤油の旨みが、ピノ・ノワールとつながる:ピノ・ノワールは旨みのある料理と好相性です。醤油とバターのコクが、軽やかな果実味に厚みを足してくれます。和の調味料と意外なほど噛み合います。
- 渋みが少ないから、魚と喧嘩しない:赤ワインが魚に合わないと言われる原因は、タンニンです。タンニンは魚の脂と反応して生臭さを強めることがあります。このワインは渋みがほとんどないため、その心配がなく、鮭の脂をすっきり流してくれます。
「赤ワインに魚」は、ピノ・ノワールなら成立します。同じ発想は、まぐろの漬けや鰹のたたきにも応用できます。
こんな人におすすめ
- 「赤ワインは渋くて苦手」と思っている人(この1本で印象が変わる可能性があります)
- ワインを飲み慣れていない人への、最初の1本を探している人
- 1,000円以下で、しっかり品種の個性があるワインを飲みたい人
- 魚料理が多い食卓で、赤ワインも飲みたい人
- 夏場でも飲みやすい、軽く冷やせる赤を探している人
逆に、「赤ワインは濃くてどっしりしていてほしい」という方には物足りません。その場合は同じコノスルのカベルネ・ソーヴィニヨンのほうが好みに合うはずです。
まとめ
約900円で、渋みがほとんどなく、イチゴとチェリーの香りが華やかに立つ軽やかな赤。
「赤ワインが苦手」という人にこそ試してほしい1本で、当ブログでは初めて★5をつけました。スーパーの焼き鮭にベリーソースをかけるだけで、おうちがビストロになります。
赤ワインを、もう一度試してみたい人へ。まずはこの1本からどうぞ🍒
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