WINE REVIEW
ピノ・ノワールを6本飲んで分かったこと。色・香り・値段・合う料理
これまで当ブログで飲んだピノ・ノワール6本(チリ・ニュージーランド・オーストラリア・カリフォルニア)から、この品種の特徴をまとめました。皮が薄いから色が淡く渋みがやわらかいこと、共通する赤い果物の香り、いちばん安い1本が★5だったこと、鮭や和食に合う理由を早見表つきで解説します。
当ブログで、いちばん多く飲んできた品種はピノ・ノワールです。
これまでに飲んだのは6本。産地はチリ、ニュージーランド、オーストラリア、カリフォルニアとばらばらで、値段も約900円から2,838円まで幅があります。
この記事では、その6本から分かったピノ・ノワールの特徴をまとめます。品種そのものの詳しい解説はピノ・ノワールとは?に書いたので、ここでは実際に飲んで感じたことを中心にします。
ピノ・ノワールって、どんなぶどう?
- ふるさとは、フランスのブルゴーニュ:今はチリ、ニュージーランド、アメリカなどでも造られています
- 皮が薄い:だから色が淡く、渋みがやわらかくなります
- 育てるのが、とても難しい:暑さや雨に弱く、産地の気候がそのまま味に出ます
色と渋みについては、ワインの色、どこを見ればいい?と赤ワインの渋み、苦手ですか?で書いたことが、そのまま当てはまるぶどうです。皮が薄いので、色の素も渋みの素も少なくなります。
香りは、6本とも赤い果物

6本すべてに共通していたのは、イチゴ、チェリー、ラズベリーのような、赤い果物の香りです。
そこに、産地や造りによって別の香りが重なります。たとえばME ピノ・ノワール(ニュージーランド)には、ハーブや土のニュアンスがありました。
香りの言葉に迷ったら、まずは「赤い果物」と言えば大丈夫です。香りの言葉についてはワインの香り、なんて言えばいい?にまとめています。
当ブログで飲んだ6本
| ワイン(産地) | 値段 | 評価 |
|---|---|---|
| コノスル ビシクレタ(チリ) | 約900円 | ★5 |
| ME(ニュージーランド) | 999円 | ★4 |
| ピーツ・ピュア(オーストラリア) | 1,100円 | ★4 |
| ヨセミテ・ロード(カリフォルニア) | 1,000円台 | ★4 |
| ウッドブリッジ(カリフォルニア) | 1,300円 | ★4 |
| モンテス アルファ(チリ) | 2,838円 | ★4 |
いちばん安い1本が、いちばん高い評価でした。当ブログで★5をつけたワインは、今のところコノスルのピノ・ノワールだけです。
値段が上がれば必ずおいしくなる、とは限りません。とくにピノ・ノワールは「高くないとおいしくない」と言われがちな品種ですが、1,000円前後でも十分に楽しめる1本がありました。
産地による違いは、ピノ・ノワールは産地でこんなに変わるで詳しく書いています。
これまで合わせた料理
| 料理 | 回数 | 合わせたワイン |
|---|---|---|
| 鮭・サーモン | 3回 | コノスル(焼き鮭)、ヨセミテ・ロードとウッドブリッジ(スモークサーモン) |
| 甘辛いたれ | 2回 | ピーツ・ピュア(うなぎの蒲焼、鶏の照り焼き) |
| 和の惣菜 | 1回 | ME(ナスの煮浸し) |

いちばん多かったのは鮭・サーモンです。
赤ワインと魚は、渋みのせいで生臭さが出やすい組み合わせです。でもピノ・ノワールは渋みがやわらかいので、魚と合わせても生臭さが出にくい。魚と和食に合う、めずらしい赤です。

保存版・ピノ・ノワールの早見表
| 見るところ | ピノ・ノワールなら |
|---|---|
| 色 | 淡いルビー。向こうが透ける |
| 渋み | やわらかい |
| 香り | イチゴ、チェリー、ラズベリー |
| 温度 | 少し冷やして(12〜14度) |
| 合う料理 | 鮭・サーモン、うなぎ、照り焼き |
| 苦手な料理 | 濃いソースのがっつり肉料理 |
迷ったら、鮭と合わせてください。 渋い赤が苦手な人の、最初の1本にもおすすめです。
温度については、「適温」で激変するワインで詳しく書きました。
まとめ
- ピノ・ノワールは皮が薄いから、色が淡く、渋みがやわらかい
- 香りは、イチゴやチェリーなど赤い果物
- 当ブログの6本では、いちばん安いコノスルが★5
- 鮭・サーモンと和食に合う、めずらしい赤
次の「品種のはなし」では、別の品種を取り上げます。知りたい品種があれば、Instagramのコメントで教えてください。