WINE REVIEW
カンポフェッロ ガヴィは買い?ロピア800円のイタリア白を正直レビュー
ロピアで800円のイタリアの白、カンポフェッロ ガヴィ(DOCG)を答え合わせ形式でレビュー。レモンと青リンゴ、アーモンドのようなほろ苦さはあるけれど、酸がおだやかでややダレる★3。それでも、赤えびのバジル和えにレモンとアーモンドを足すと、弱点を補って長所が開くペアリングになりました。
Instagramで答え合わせ形式で出題したワインの、詳しい答えです。
今回のワインは、カンポフェッロ ガヴィ。ロピアで800円の、北イタリアの白です。評価は**★3**でした。
当ブログでガヴィを紹介するのは、これが初めてです。
カンポフェッロ ガヴィの基本情報(価格・どこで買える)
- ワイン名:カンポフェッロ ガヴィ(CAMPOFERRO GAVI)
- 産地:イタリア・ピエモンテ州 ガヴィ
- 品種:コルテーゼ
- 格付け:DOCG
- タイプ:白・辛口
- 価格:800円
- 買った場所:ロピア
「ガヴィ」は、ぶどうの名前ではない
ガヴィは、北イタリア・ピエモンテ州にある町の名前です。ぶどうはコルテーゼという品種で、ラベルには産地の名前が大きく書かれています。
ラベルの「GAVI」の下には、Denominazione di Origine Controllata e Garantitaと書かれていました。略してDOCG。イタリアのワインの格付けで、いちばん上のランクです。その産地で、決められたルールどおりに造られたワインにだけ名乗れます。
イタリアやフランスのワインは、このように産地の名前で呼ばれることがよくあります。ラベルの読み方はワインのラベルはどこを見る?にまとめています。
答え合わせ
| 質問 | 答え |
|---|---|
| Q1 色は? | ② 中くらい |
| Q2 酸っぱさは? | ① おだやか |
| Q3 香りを3つ | レモン、青リンゴ、ナッツ(アーモンド) |
| Q4 ★いくつ? | ★3 |
これまで当ブログで紹介したイタリアの白と並べると、こうなります。

上ほどフレッシュ、右ほどリッチです。ガヴィは右下のマイルド側。左上のソアーヴェとは、ちょうど反対の位置にいます。
Q1 色は「中くらい」
はっきりした黄色です。色の見方はワインの色、どこを見ればいい?にまとめています。
Q2 酸っぱさは「おだやか」
★3の理由は、この問題にあります。
口に含むと、ドライで、ややとろみのあるオイリーな舌ざわり。品種らしさもちゃんと出ています。
ただ、酸っぱさがおだやかなぶん、全体の輪郭が少しぼやけて、ややダレた印象でした。そのワイン、薄いんじゃなくて「酸」が足りないのかもで書いた「酸が足りないと、ぼやっとする」の例です。
先日のコノスル ヴィオニエも、酸はおだやかでした。でもヴィオニエは、とろりとした厚みと余韻の苦みで、最後まで締まっていました。ガヴィは濃厚なタイプではないので、酸のおだやかさがそのまま出てしまった印象です。
Q3 香りは「レモン、青リンゴ、ナッツ」
- 搾りたてのレモン
- 青リンゴ(口に含むと、おだやかなリンゴの風味)
- 余韻に、アーモンドのようなほのかな苦み
香りは控えめです。最後のアーモンドのような苦みは、コルテーゼというぶどうの特徴です。ミネラル感もあります。
Q4 評価は★3
品種らしさは出ていますが、ややダレる。単体でじっくり飲むと、物足りなさが残りました。
面白いのは、同じ★3のソアーヴェとの違いです。ソアーヴェは酸はあるけれど薄い。ガヴィはとろみはあるけれど酸がおだやか。マップで反対の位置にいるとおり、★3の理由が正反対でした。
ただし、濃厚ではなく、なめらかで、アクセントになるほろ苦さがある。単体より、魚介の隣で本領を発揮しそうな1本です。
おすすめのペアリング:赤えびのレモンとアーモンドのカルパッチョ
合わせたのは、鮮魚店の角上魚類で買った赤えびのバジル和え(刺身用)です。444円。作業は1分です。
材料(1人前)
- 赤えびのバジル和え(刺身用・市販のパック)……3〜4尾(約60〜70g)
- レモン……果汁小さじ1ほど
- エキストラバージンオリーブオイル……小さじ1/2
- 粗挽き黒胡椒……少々
- スライスアーモンド……小さじ1
作り方
- 赤えびのバジル和えを、タレごと平皿に並べる
- レモンをしぼって、果汁をかける
- オリーブオイルを回しかける
- 黒胡椒をふる
- スライスアーモンドを散らして完成
バジル和えに塩味がついているので、塩は足さなくて大丈夫です。海老は刺身用のものを使ってください。
なぜこの組み合わせが合うのか
1. レモンが、足りない酸を足す
いちばん効いているのはレモンです。単体ではおだやかに感じたワインの輪郭を、料理の側から足したレモンの酸がキュッと引き締めます。ヴィオニエと蒸し牡蠣のときと同じ、「料理で酸を足す」考え方です。
2. とろみと、ねっとりした甘み
ガヴィのとろみのあるオイリーな舌ざわりが、赤えびのねっとりした甘みや、バジルのオイルとなめらかに溶け合います。
3. アーモンドが、余韻を開かせる
スライスアーモンドの香ばしさが重なると、ワインの余韻にあるアーモンドのようなほろ苦さや、リンゴの風味がぐっとはっきりします。
ワインの弱点を料理が補い、長所を引き出す。単体では★3でも、合わせ方しだいでここまで変わります。
こんな人におすすめ
- 1,000円以下で、イタリアの白を試してみたい人
- 魚介、とくにお刺身やカルパッチョに合わせる白を探している人
- 酸っぱい白ワインが苦手な人
- DOCGのワインを、手頃な値段で飲んでみたい人
まとめ
カンポフェッロ ガヴィは、ロピアで800円の北イタリアの白。レモンと青リンゴ、アーモンドのようなほろ苦さがあり、品種らしさは出ていますが、酸がおだやかでややダレるため★3でした。
それでも、レモンで酸を足し、アーモンドで余韻を重ねると、弱点を補って長所が開くペアリングになりました。
答え合わせ、いくつ当たりましたか。次のワインでも、ぜひ一緒に飲んでみてください。