WINE REVIEW
ドリー ピノ・ノワールは買い?ロピア1,200円、紫蘇と石が香るフランスの赤
ロピアで1,200円のフランスの赤、レ・ドワ・ドール・ド・ドリー ピノ・ノワールを答え合わせ形式でレビュー。淡いルビー、やわらかい渋み、いちごとスミレと紫蘇の香りで★4。当ブログ7本目のピノ・ノワールで、初めてのフランス産です。ローストポークと焼き舞茸、かつおのたたきの2品のペアリングも紹介します。
Instagramで答え合わせ形式で出題したワインの、詳しい答えです。
今回のワインは、レ・ドワ・ドール・ド・ドリー ピノ・ノワール。ロピアで1,200円の、フランスの赤です。評価は**★4**でした。
当ブログで飲んだピノ・ノワールは、これで7本目。そして、初めてのフランス産です。
ドリー ピノ・ノワールの基本情報(価格・どこで買える)
- ワイン名:レ・ドワ・ドール・ド・ドリー ピノ・ノワール(Les Doigts d’Or de Dolly Pinot Noir)
- 造り手:アルフォンス・ドリー(Alphonse Dolly)
- 産地:フランス
- 品種:ピノ・ノワール
- タイプ:赤・辛口
- 価格:1,200円
- 買った場所:ロピア
ピノ・ノワールのふるさとから
ピノ・ノワールを6本飲んで分かったことで書いたとおり、ピノ・ノワールのふるさとはフランスのブルゴーニュです。それなのに、当ブログでこれまで飲んだ6本は、チリ、ニュージーランド、オーストラリア、カリフォルニアばかりでした。
7本目にして、ようやくフランスのピノ・ノワールです。
答え合わせ
| 質問 | 答え |
|---|---|
| Q1 色は? | ① 淡い |
| Q2 渋みは? | ① やわらかい |
| Q3 香りを3つ | いちご、スミレ、ハーブ(紫蘇) |
| Q4 ★いくつ? | ★4 |
1,000円前後の赤と並べると、こうなります。

上ほどエレガント、右ほどリッチです。ドリーのピノはいちばん左上。5本の中でいちばん軽やかで端正な位置です。
Q1 色は「淡い」、Q2 渋みは「やわらかい」
透明度の高い、淡いルビー色。渋みはソフトです。皮が薄いピノ・ノワールらしい、教科書どおりの答えでした。
写真では、大きめのグラスと光の加減で濃く見えますが、実際は向こうが透けて見える淡い色です。色の見方はワインの色、どこを見ればいい?、渋みについては赤ワインの渋み、苦手ですか?にまとめています。
Q3 香りは「いちご、スミレ、紫蘇」
今回いちばん伝えたいのは、この問題です。
- 野イチゴやクランベリーの赤い果物
- スミレの花
- 紫蘇のような、ハーブの青っぽさ
さらに、湿った石を思わせる、ひんやりしたミネラル感があります。樽の香りはおだやかで、果物と花と石が、澄んだまま重なっています。
これまで飲んだピノ・ノワール6本は、どれもイチゴやチェリーなど、果物の香りが中心でした。このフランスのピノは、果物より、花や石の印象が残ります。
Q4 評価は★4
重厚なタイプではなく、透き通るような軽いタッチ。直線的な酸が通って、澄んだ余韻が残ります。軽やかで、端正な1本です。
コノスル ピノ・ノワール(★5)は、みずみずしい果実のジューシーさが魅力でした。ドリーのピノは、もっと静かで、きれい。単体の満足感ではコノスルに一歩ゆずりますが、料理と合わせると光るタイプです。
おすすめのペアリング①:ローストポークと焼き舞茸
1品目は、マルエツのローストポーク(284円)に、焼いた舞茸を足しました。
材料(1人前)
- ローストポーク(スライス・市販のパック)……約60g
- 舞茸……約30g
- バルサミコ酢……小さじ1
- 粒マスタード……小さじ1/2
- エキストラバージンオリーブオイル……小さじ1/2
- 醤油……小さじ1/2
- 粗挽き黒胡椒……少々
- タイム(生)……少々
作り方
- 舞茸をほぐして、油をひかずにフライパンで焼く
- バルサミコ酢、粒マスタード、オリーブオイル、醤油を混ぜる
- ローストポークを皿に並べ、焼いた舞茸をのせる
- 2のソースを回しかける
- 黒胡椒をふって、タイムの葉を散らして完成

なぜ合うのか
このワインは軽いので、ローストポークだけだと、ワインのほうが少し軽く感じます。そこで舞茸です。
- 焼いた舞茸の香ばしさが、ワインの紫蘇や湿った石のような香りと響き合います。ピノ・ノワールときのこは、昔から相性がいいと言われる組み合わせです
- バルサミコの酸味が接着剤になって、豚肉のうまみとワインをつなぎます
- 粒マスタードごとよく噛んでからワインを含むと、赤い果物の香りとまっすぐな酸が、新しいソースをかけたように広がります
おすすめのペアリング②:かつおのたたき、ゆかりと大葉
2品目は、マルエツの藁焼きかつおのたたき(498円)です。作業は2分です。
材料(1人前)
- かつおのたたき(市販のパック)……5〜6切れ(約70g)
- エキストラバージンオリーブオイル……小さじ1
- 赤ワインビネガー……小さじ1
- 醤油……小さじ1/2
- ゆかり(赤紫蘇のふりかけ)……ひとつまみ
- おろし生姜……ほんの少し
- 大葉……適量(千切り)
- くるみ……小さじ1(砕く)
作り方
- かつおのたたきを、皿に並べる
- オリーブオイル、赤ワインビネガー、醤油、ゆかり、おろし生姜を混ぜる
- 2をかつおにかける
- 大葉の千切りをのせる
- 砕いたくるみを散らして完成
なぜ合うのか
答え合わせのQ3の正解には、紫蘇がありました。それなら、料理にも紫蘇を入れてみよう、というのがこの一皿です。
- ゆかりは赤紫蘇、大葉は青紫蘇。ワインの紫蘇の香りと、料理の紫蘇がまっすぐつながります
- かつおは赤身の魚です。渋みの強い赤ワインだと生臭さや鉄っぽさが出やすいのですが、このピノ・ノワールは渋みがやわらかいので、合わせても気になりませんでした
- 赤ワインビネガーの酸は、ワインのまっすぐな酸と同じ方向。くるみの香ばしさは、かつおの藁焼きの香りと重なります
1品目は「足りない重さを、きのこの香ばしさで補う」合わせ方。2品目は「ワインの香りを、そのまま料理に入れる」合わせ方でした。
こんな人におすすめ
- 渋い赤ワインが苦手な人
- フランスのピノ・ノワールを、手頃な値段で試してみたい人
- 魚や和食に合わせる赤を探している人
- 果物だけでなく、花やハーブの香りも楽しみたい人
まとめ
レ・ドワ・ドール・ド・ドリー ピノ・ノワールは、ロピアで1,200円のフランスの赤。淡いルビー、やわらかい渋み、いちごとスミレと紫蘇の香りで★4でした。
当ブログ7本目のピノ・ノワールで、初めてのフランス産。果物より花と石が残る、軽やかで端正な1本です。単体よりも、きのこや紫蘇を使った料理と合わせると光ります。
答え合わせ、いくつ当たりましたか。次のワインでも、ぜひ一緒に飲んでみてください。